お菓子作りは恋の一念で焼いたクッキーが始まりでした

今から20年以上前の事、当時20代の私が其の頃に付き合っていた彼へのバレンタインデープレゼントに「手作りのクッキーをプレゼントしよう!」と考えました。

そして私は、ケーキ作りに必要とする調理器具と材料を約2万円を掛けて揃えたのです。

自宅のダイニングテーブルに買って来たビニールシートを敷いて、道具を一堂に並べ、薄力粉や砂糖を息を?む様にして正確に測りました。

何せ生まれて初めてのクッキー作りですから、緊張と不安で身体はガチガチですし、エプロンはしていますが慣れない作業でほゞ全身が粉だらけ。

それでも調理本を食い入るように見ながら、何とか全ての材料を混ぜ終え、お風呂場を利用した発酵も完了したのです。

発酵を済ませたクッキー生地に、めん棒を使って伸ばし、一定の厚みにして行きます。

この作業が中々の曲者で、生地を均一にするのが一苦労でしたね。

改めてクッキー屋さんを尊敬する思いです。

次に型抜きで、私は大型雑貨店で星型と丸形にハート型を買っていましたので、其れで型を抜いて行き、後は鉄板に並べて焼くだけ。

オーブンに入れて、オートメニューで23分間焼きます。

クッキー生地と格闘したダイニングテーブル上の後始末をしながら、オーブンをチラ見しては「上手く焼けます様に!」と、念を送り続けるのです。

やがて香ばしい香りが漂い始めて来た時は、其れまでの不安が一蹴され、代わりに期待が体中を満たしていました。

時間の経過と共に、チンの音がして焼き工程が終了、未だ熱いオーブン庫内から鉄板を取り出せば、何と見事に焼き上がっていたのです。

「始めてで此の出来栄えなんて私って天才かも!」と自画自賛をする私に、居間から遠目に様子を伺っていた母が「あら~出来たじゃないの!」この言葉に益々テンションは上がるばかり。

そしてバレンタイン当日には、可愛くラッピングした手作りクッキーをプレゼントして、ガッチリ彼のハートを鷲掴みに出来たのです。

その彼と2年後に無事ゴールインし、現在では結婚20年を迎えました。

今も週に1度はケーキやクッキーを焼き続けていて、誕生日やクリスマスは自家製がお決まり。

レパートリーは更に増えて、マフィンやマドレーヌにパウンドケーキは言うに及ばず、チーズケーキやチョコケーキも作ります。

我流でアレンジを加えたりもしますけど、勿論、味は言わずもがなで、家族は元より燐家の人達にもお裾分けして喜んで頂いています。

 

 

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